Column

解説

構造化マークアップとは?書き方や確認&チェックのツールもご紹介!

いつもお世話になっております。
株式会社ベリッシマです。

今回の記事では、構造化マークアップについての解説と、実際の書き方や確認&チェックするために使えるツールをご紹介いたします。
構造化マークアップ施策を検討中の担当者様の参考になりましたら幸いです。

また、もしこの記事で分からないことがありましたら、当サイトのコンタクトフォームよりお気軽にお問い合わせください。
ご相談・お見積りは無料です。

構造化マークアップとは?書き方や確認&チェックのツールもご紹介!

まずは前提として、構造化マークアップとは一体どういったものなのかを解説いたします。

構造化マークアップとは?

構造化マークアップとは、HTML文書の中で、特定の情報に「意味」や「文脈」を明示的に与える記述方式のことです。
検索エンジンやSNSなどのクローラーが、単なるテキストの羅列ではなく、情報の「役割」「関係性」を理解できるようになります。

例を見てみましょう。

<p>山田太郎が2024年5月1日に「春の花フェス」を開催します。</p>

↑このままだと、誰が、いつ、何をするのか、人間には理解できても機械にはわかりません。
なので構造化マークアップで機械にわかりやすいようにしてあげます↓

{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "Event",
  "name": "春の花フェス",
  "startDate": "2024-05-01",
  "organizer": {
    "@type": "Person",
    "name": "山田太郎"
  }
}

↑このようにJSONで構造化マークアップを書くと、検索エンジンは「これはイベントで、主催者は山田太郎で、開催日は5月1日」と正確に理解できるようになります。

構造化マークアップの目的

次に、構造化マークアップの目的について解説いたします。

1・機械が理解できるコンテンツにする

先述の通り、人間が読むと自然に理解できる文章も、検索エンジンにはその意味が伝わりづらい場合があります。
構造化マークアップを使うことで、「これは商品名」「これは価格」といった情報の役割を明示でき、検索エンジンがページの内容を正しく把握しやすくなります。

2・検索結果を強化する(リッチリザルト)

構造化マークアップを活用すると、検索結果に商品評価の星マークや価格、FAQなどの追加情報が表示されるようになります。
これにより視認性が高まり、ユーザーの関心を引きやすくなるため、結果的にクリック率(CTR)の向上が期待できます。
SEO対策としても重要であることが分かりますね。

関連ページ:ベリッシマのSEO対策サービス

補足:Schema.orgの考え方

構造化マークアップの補足としてJSONコード内にあったSchema.orgについて解説いたします。

Schema.orgとは?

Schema.org(スキーマ・ドット・オルグ)は、Google、Microsoft、Yahoo!、Yandex の4社が共同で立ち上げたプロジェクトで、検索エンジンがウェブ上のコンテンツを理解しやすくするための「構造化データの語彙(ボキャブラリー)」を提供しています。
この語彙セットを使って、HTMLコンテンツに「意味」を付加できるようになります。

Schema.orgの主な目的

  • ウェブの情報を標準化された方法で表現
  • 機械(検索エンジンやAI)が内容を理解できるようにする
  • リッチリザルトやナレッジグラフなどの検索体験を向上させる

「ページの主語」を定義するという考え方

Schema.orgでは、ページの中心となるエンティティ(=主語)を定義することが非常に重要です。
例を挙げると、

ページの内容定義すべき@type
商品ページ(化粧品、家電など)Product
ブログ記事・コラムBlogPosting / Article
FAQセクションFAQPage + Question / Answer
店舗情報ページLocalBusiness / Organization
イベント告知ページEvent

このようにページの内容(主語)を定義してあげることで、検索エンジンはこの構造化情報をもとに「このページは○○に関するものである」と判断します。

構造化マークアップの検証ツール

構造化マークアップの検証に使えるツールをご紹介しますので、自サイトをチェックする際にご活用ください。

まとめ:構造化マークアップはSEO対策でも大切な要素です!

ということで今回は、構造化マークアップについての解説と、実際の書き方や確認&チェックするために使えるツールを紹介させていただきました。

この記事でご不明な点がありあしたら、ご相談・お見積りは無料ですので弊社までお気軽にご連絡いただけますと幸いです。

弊社のコンタクトフォームはこちら👈